TKaras0718’s diary

マイペースに生きる

キャラ徹底解説・Frigkate

時間や場所に関わらず襲って来る眠気に悩まされるローレンス。原因は彼に取り憑く眠りの悪魔、即ち睡魔フリグケイトの仕業であるが、ローレンスはそれを知らない。これを見かねた彼の友人カディートはフリグケイトを悪魔だと何度も忠告するが、ローレンスは彼女を友人とし、それどころか天使だと信じて止まない。ローレンスは眠気の正体を、カディートはフリグケイトの祓い方を探るべく、今日も3人は様々な出来事に巻き込まれる。 

https://tkaras0718.hatenablog.com/entry/%E2%96%A0

 

チャイコフスキーは良いぞ

 

こんばんは、からすです。

私のぼやきよりも需要がありそうなキャラクター紹介シリーズ。

本日はHatters Blue Dawnシリーズに登場するFrigkate(フリグケイト)について徹底的に紹介・解説していこう。

文中、作者は彼女をケイティと愛称で呼びがちになります。

Frigkate(フリグケイト)

本作の主人公(メイン組)の内の1人。

彼女はローレンスに取り憑く眠りの悪魔。長年寄り添っているので魂を食らおうと思えばいつでも食らえるのに、恋煩いと言う葛藤の中で勿体ぶって見送っているので、他の悪魔が近寄らないように常に側にいる。

基本情報

性別:女  性指向:なし(だった)

年齢:不明  種族:悪魔・睡魔

身長:160cm代 体重:21g

誕生日:2/18  出身地:地獄

一人称:あたし/私  二人称:あんた/お前/貴方

声:いわゆるウィスパーボイス

口調:憎まれ口・ローレンスの前では穏やか

性格:悪どく卑怯・単純

趣味:ハープ即興

好きな食べ物:子供の魂

嫌いな食べ物:なし

好きなもの:ローレンス

嫌いなもの:ローレンス以外

魔法:有り 「子守唄」

→綺麗な歌声で人の頭をぼんやりさせて瞼を重くする。この子守唄はカモフラージュでしかなくて、眠らせようと思えば一瞬で眠りに突き落とすことも出来る。魔法が発動している間は目が黄金色に輝く。

 

性関係

本来悪魔というのは淫魔であるか肉体を持って三大欲求に悩まされてもない限りこういうことには一切無関係なはずなんですよ。

なのに肉体を持たないこの睡魔は愚かにもローレンスという少年に心惹かれ、いつの間にか恋を患ってしまったんです。

年齢・種族

直接尋ねたら殺されかけたので推測になっちゃいますが、やっぱり悪魔なので1000年単位は絶対に生きています。

 

出生(+誕生秘話)

悪魔だから地獄生まれなのは当然として...

2/18は私が初めてローレンスとケイティを描いた日、つまりこのシリーズが生まれた日なんですよね。

え〜〜!こんなおめでたい日に悪魔が生まれちゃって良いの〜〜!?

良いんです(楽天カー○マン)

あ、そうそうちょっとこれ見て欲しいんだけど画像

なんだと思う?

最初期デザインのケイティだよ

面影が微塵もなくて笑っちゃったよね。

この後結構早い段階で今の形態に近いデザインになったんだけど、そうなったのにはちゃんと理由があって...

ブログ冒頭に「チャイコフスキーは良いぞ」と脅迫したじゃないですか。ローレンスたちが生まれる少し前に3大クラシックバレエを見に行く機会がありまして、その時にくるみ割り人形のプログラムに滅茶苦茶魅せられたんですよ。

いやね、曲は超有名ですよ。私も以前から知っている曲は多かったのですが、実際にバレエと共に見ると滅茶苦茶、その、良いんですよ。特に金平糖の踊りのバレエに心打たれて、あのバレリーナの動きが頭から離れなかったんです。

「ああ〜〜〜〜!!ああいう動きするうちの子創りてぇ〜〜〜!!!!!」

い つ も の です。

他の曲の舞台は人数もいて華やかなのに、金平糖の踊りだけたった1人。忍び寄るピアノ、幽玄なチェレスタ、青白く輝くバレリーナ...重力が仕事してない(確信) もちろん「白鳥の湖」や「眠れる森の美女」にも魅せられて、人間離れしたあの動きの虜です。

ケイティは肉体を持たない、いわゆる幽体の存在なのでああいうふんわりした動きをします。

 

あっ。あと、これは完全に無意識の域だったんだけど、ケイティのデザインの基盤の中にはバレエの他に"My Little Pony"のNightmare Moonがベースにあったりするのかな、めちゃくちゃ似てるなって思いました。

マジでめっちゃ似てるなw笑っちゃうんだけど

性格

憎たらしいったらありゃしない。悪魔そのものです。

無責任横暴で、人を蔑んでは牙を剥いて嗤います。

なのにローレンスの前だけではぜ~~~~んぶ猫かぶって、彼に倣って「優しい人」風を装っています。卑怯〜〜〜〜

趣味(+誕生秘話)

すげ〜〜〜ハープ弾けるんだぁ( )

睡魔と一言に言っても眠りに誘い込む方法は十人十色です。彼女の場合、子守唄を穏やかで優しいハープの音に載せて眠りを誘います。なのでハープは彼女にとって欠かせないアイテム...弾いていく内に演奏に磨きが掛かっちゃったんでしょうねぇ、そりゃあ3000年以上も生きていたr

先ほどバレエにインスピレーションを頂いてケイティを生み出した話をしたと思うのですが実はもう一つありまして。

Erutanが歌う"Come little children"*1と言う曲にどハマりしまして(元々は恐らく映画の"ホーカス・ポーカス"だと思うのですが)この方の歌声にまたまた魅せられて(魅せられ太郎)、睡魔とはいえ、こういう声で子守唄歌って欲しいよなぁ〜!」ってことでケイティの設定が出来上がりました。こういう素敵な歌声であって欲しい。

曲中の弦っぽい音、たぶんハープじゃない気がするのはそっとしておいて

好きな食べ物・嫌いな食べ物

基本的に子供の魂は一部の悪魔たちにとっては大変ご馳走なようです。穢れを知らぬ無垢な魂であるほど味はよろしいんだとか。ケイティもその内の1人。

20歳を超えていながらも純粋無垢な塊のローレンスの魂は間違いなく絶品....他の悪魔たちが狙うのも、ケイティが独り占めしたがるのも頷けます。

好きなもの・嫌いなもの

説明いらんでしょローレンスが好きで一途なんだから(鼻ほじ)

これまでの生い立ち

まず簡単にまとめます...

地獄で生まれる

1000年以上、子供の魂を中心に食らい続ける

監禁小屋の少年ローレンスを見つける

これほどまでに哀れな子供を見たのは初めてだったのと、ローレンスの不思議な特性に興味を持ち始める。

好奇心がエスカレートしたのか、もう少し育ててみようと決意。ローレンスに逃亡を唆した後にパリーニ街まで誘い導く。

今に至る

食らった子供の魂

別にね、大人の魂でも十分なんですよ。というかそっちの方が腹持ち良いらしいんです。それでも子供の魂をわざわざ食べ続けてるあたり、ケイティって意外とグルメなんですかね。

少年ローレンスの魅力

多分今まで彼女が食べてきた魂の子供たちもそれなりに恵まれていない環境にあったと思うんです。それなのにローレンスに魅力を感じたのは、彼と同じ種族で奇形種を見るのは初めてだった*2から目を引いたのと、1日経つごとに毎回フリグケイトという悪魔の存在を忘れてしまう不思議さ*3なんでしょうね。だから彼女は翌る日も翌る日も少年ローレンスに話しかけては自分のことを覚えさせようと奮闘したそうです。

あと顔。

結局、現在のローレンスは"ケイティの存在自体"を一番古い記憶として覚えていますが、"悪魔としての彼女"は覚えていないそうです。

現在に至るまで

"パリーニ街に導いた理由"は特にありません。

財閥の元から逃亡していたローレンスが疲れきって倒れたところをメローネに拾われた場所。それがそこだっただけです。

もしメローネに保護されず、ずっと逃げ続けていたらそのまま魂を頂かれていたかもしれませんね。

パーソナリティについて

パーソナリティとは人間の行動や判断のもとになる考え方や傾向のことを指す。

行動力の化身で、一度決めたことは最後までやり通す性質があります。というかこの性質は約束だけは絶対に破らない*4という唯一の掟を持つ悪魔全員に共通します。

悪魔たち全員の説明になってしまいますが、野心がかなり強く、とことんモラルに欠けており、目的のためなら他人の犠牲なんてなんのその。ただ、悪魔によっては計画性に優れていたり、慎重に動くために世間一般的な道徳者を装う悪魔もいます。

ただ、さっきも言った通りモラルが無いので怒りの感情には従順で、悪魔同士でピリピリするとすぐに流血喧嘩が始まります。

ケイティ個人としてのパーソナリティは特にない...強いて言うのなら、悪魔でありながらも恋心を抱いてしまった異常性かしら...これは本当にまずいです。

悪魔が恋しちゃいけない理由

飢えて死ぬからです!!

悪魔が恋をしてしまうと、恋心を抱いてしまった相手の魂しか食らえなくなります。他の人の魂が全く食べられなくなっちゃって、好きな人の魂に自ら手を掛けるまで徐々に腹が空いていくんです。

「好きな人の魂なんだから、とっとと食べて自分のものだけにしちゃえば良いじゃん!」

確かにそうだけど そうじゃない

それが出来たらケイティはここまで悩んでいないんですよ。

ローレンスが少年だった時代に出会ってから何年も一緒にいて、食べる機会なんて彼女にはいくらでもあったんですよ。でも出来なかったんです。

なぜなら「生きている彼」に魅力を感じてしまったから。

無表情だった少年はみるみるうちに上品にはにかむ紳士に成長。

まっさらな世界に目を爛と輝かせては、嬉々として駆け寄ってくる彼。面白いと思った映画を共有してきたり、ハープの演奏や歌に毎回違う感想をくれたり。自分自身の過去を覚えていないくせに、この悪魔めと出会った日にちを忘れたことのない健気な彼に愛おしさを覚えてしまったんだろうな...

自分の歌声によって見せるローレンスの寝顔は確かに、独占欲を満たせるものである。だけどそれよりも彼の素敵な笑顔に、ケイティは惹かれてしまったんだそうな。

 

っかぁ〜〜〜........

ケイティはローレンスの魂をどうするつもりなんでしょうね...?

 

ちなみに悪魔は恋をしたことがなくて当然なので、ケイティのこれは初恋に該当します。それに感じたことのないドキドキに顔を赤らめて戸惑うウブウブな姿が見られますよ!!!

か〜わいい〜〜〜!!!♡(親馬鹿)

 

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。

私自身、結構「悪役」というものに惹かれがちなのでケイティの存在は結構気に入ってます。ローレンスを生かすも殺すも彼女次第...立場的に結構危険人物なんですけど、余計な気持ち*5のせいで可愛く見えちゃいますね....

ここまで読んでくださってありがとうございました。

それではおやすみなさい、良い夢を...

 

 

 

*1:聴いてくれ頼むから-Come Little Children - YouTube

*2:青肌の種族が「奇跡の種族」と呼ばれているのは今までで一度も奇形種が確認されてこなかったから

*3:ローレンスの魔法「忘却」によるもの

*4:悪魔は「魂と引き換えに〜」みたいな契約を結んだりするから、約束事とかには律儀だったりするのかなって思った

*5:恋煩い〜〜!!