あらすじ
時間や場所に関わらず襲って来る眠気に悩まされるローレンス。原因は彼に取り憑く眠りの悪魔、即ち睡魔フリグケイトの仕業であるが、ローレンスはそれを知らない。これを見かねた彼の友人カディートはフリグケイトを悪魔だと何度も忠告するが、ローレンスは彼女を友人とし、それどころか天使だと信じて止まない。ローレンスは眠気の正体を、カディートはフリグケイトの祓い方を探るべく、今日も3人は様々な出来事に巻き込まれる。
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「雨に唄えば」は良いぞ
こんばんは、からすです。
遂に始めます。私のぼやきよりも需要がありそうなキャラクター紹介シリーズ。
本日はHatters Blue Dawnシリーズに登場するLawrence(ローレンス)について徹底的に紹介・解説していこう。
Lawrence(ローレンス)
本作の主人公(メイン組)の内の1人。
彼は物語の主な舞台となるパリーニ街に住み、そこで帽子屋を営んでいる老山羊メローネのお手伝いをしています。メローネは行き場を失っていた少年時代のローレンスを拾った義理の父にあたる存在です。
基本情報
性別:男 性指向:アセクシュアル
年齢:20代前半 種族:青肌
身長:180cm代 体重:65kg前後
誕生日:3/9 出身地:不明
一人称:僕 二人称:君/貴方
声:声帯自体は低いが、常に気分とトーンが高いので上擦りがち
口調:優しくフレンドリーでありながら育ちの良さが滲み出ている・老山羊に育てられて来たので時々古臭い表現が溢れる
性格:純粋無垢・好奇心旺盛
趣味:芸術鑑賞(映画/美術/音楽/服飾 etc...)
好きな食べ物:シチュー・ホットミルク
嫌いな食べ物:辛い食べ物(頑張って食べる)
好きなもの:雨・笑顔・友達
嫌いなもの:バケツの音
魔法:有り「忘却」
→嫌な記憶などを一時的に忘れる。
バケツの音などを聞いた時の様なパニック状態に陥ると、魔法が解け初めて徐々に思い出す。だがこの時に一気に押し寄せるように蘇る記憶は全てネガティブ質なもの(トラウマなど嫌な記憶)なので、精神を壊しかねない。現在では、精神崩壊する直前にケイティが彼を眠りに落とすことによって防がれている。
自制が出来ないタイプの魔法なので、嫌なこと以外の記憶もたまに飛んでしまうし、ローレンス本人でさえこの魔法自体忘れている。
奇形:右の側頭部に目玉の発達(2つ)
性関係
おかわりいただけただろうか。
性指向が「アセクシュアル」なのである。
彼はいわゆる、男性にも女性にもその他にも性的魅力を感じない指向の持ち主です。自覚はありません。(淫魔泣かせ)(薄着でアピールしてくる相手に対して「風邪ひくよ」と言って上着を貸してくる鬼純粋無垢)
「アロマンティック(恋愛感情を抱かない)」かどうかは定かではないのですが、今のところケイティの恋心に気付く気配は死ぬほどありません。いつか気付くことが出来るのでしょうか...(「愛らしい」などといった表現は出来る彼なので可能性は0ではない...?)
あとどうでも良いんですけど「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」と本気で信じているのでいつか自分のところにも来るんじゃないかとソワソワしている時期があった。
年齢・種族
青肌の種族というのは、平均寿命1000歳程度の長寿種族。透き通るような青い肌を持ち、皆が容姿端麗に生まれてくる奇跡の種族と呼ばれているものです。(つまり20年ちょいしか生きてないローレンスはまだ赤ちゃん...ってコト⁉️)
この種族の肌は治癒力に非常に長けていて、物理的損傷であれば1日以内に完治します。ですが、魔法が関与している損傷にはめっぽう弱く、下手すれば数百年間治りません。
出生
3月9日。サンキュ〜〜〜!!!じゃなくて、これはメローネと初めて会った日を誕生日としています。
どうして3月9日なのかというと、ローレンスに初めて色を付けた日が令和2年3月9日だったからです。
性格
純粋無垢・好奇心旺盛...これ以上彼に合う言葉がない。
この世の汚れを知らない、良くも悪くも「世間知らず」。でも「礼儀知らず」ではない紳士なのがローレンス。とにかく誰にも分け隔てなく親切で、心配になる程お人好し。
今日も今日とて、少年のような好奇心でカディートたちを振り回します。
趣味(+誕生秘話)
芸術鑑賞。主に映画はジャンル問わず好みます。古い名作から最新作まで追いかけっぱなし。彼曰く、映画は全ての芸術の集大成なんだとか。言えてる、握手しようぜ🤝
そもそも「映画」というのがローレンスの誕生に関わっています。
冒頭に突然「"雨に唄えば"を見ろ」と脅迫をしましたが、この創作の発端でもあるローレンスが誕生したきっかけがこの映画なのです。主演監督は歌って踊れる映画界の大スター、Gene Kelly*1。私は彼の笑顔にハートを見事に撃ち抜かれました。
「ああ!こんな素敵なキャラを創作したい!!」
い つ も の ですね。
そう思い立った私はジーンケリーの生い立ちを学びながら創作し始めたのですが、ここであることに気付く。
この男もしかして「自分が似合う帽子の角度」を知ってらっしゃる!!?!?!
くっ、ジーンケリー!!おま、あなたという人は!!!👊
そう、彼、どの出演作品でも帽子を斜めに被りがちなんです。
さあ〜〜ローレンスが見えてきた(^ω^)強めの幻覚
ビジュアル的な誕生秘話を話し始めると、ルイージマンション3まで話が逸れてしまうので割愛。気になる方はガトレーって名前の子を検索かけてください。
好きな食べ物・嫌いな食べ物
ローレンスの好きな食べ物は主に乳製品。
シチューが好きなのは、冒頭に少し話したメローネさんに作ってもらったのがきっかけです。メローネさんに拾われるまでまともな食に至れなかったので、初めて食べたシチューにものすごく感動したらしい。ホットミルクが好きなのも同じような理由で、温かくてほっとするような食べ物が好きなんだろうな。
逆に嫌いな食べ物が辛いもの、というのは強いて言えばの話。苦手なだけでそこまで嫌いじゃないというか、自分から進んで食べない。偏食はしない方だ。
好きなもの・嫌いなもの
第一に、雨が好きとのこと。元ネタは先ほどの"雨に唄えば"から来ているのですが、それだけじゃない。
雨が降るとローレンスは「胸の高鳴りが抑えきれない」みたいなこと言って、喜びに満ちきって思わず歌い出します。
この時の彼は周りが全く見えなくなってしまうので傘なんて持っていられません。事故りそうにもなるし、いっつも風邪をひいて帰ってくる。雨が降ると興奮状態に陥ってしまう要因については後で話そうかな。
第二と三に、笑顔と友達が好きとのこと。ローレンスは義父メローネから「笑顔は人を幸せにする力がある」と教わります。自分の魔法のせいでほとんどの記憶がなく、空っぽだった当時のローレンスの友達になったのがカディート。彼と過ごしているうちにメローネから教わったそれを理解していきます。人の笑顔を見ると自分も幸せな気持ちになるし、自分が笑うと相手も嬉しそうなのが腑に落ちたのか、ローレンスはそれから笑顔でいることを心掛けています。相手の幸せを願って。
おかげさまでいつもニコニコ素敵な紳士になれたね!!
でもごく稀にすごく寂しそうに笑う時もある。
嫌いなものが「バケツの音」とこれまたピンポイントな...
これも後で話します(後回し太郎)
奇形種
これも今から話すからちょっと待って(太郎)
これまでの生い立ち
まず簡単にまとめます...
初めに言っておきますが、青文字になっている部分の記憶をローレンスは魔法の力によって全く覚えていません。
純青肌の種族の一般家庭に奇形種として生まれる
↓
物心がつき始めた頃に誘拐される
奇形種の奴隷オークションに駆り出され、ドロップ財閥に落札される
↓
5年以上、理不尽な暴力・虐待まみれの奴隷差別生活を強いられる
↓
睡魔フリグケイトに目をつけられ、唆されて財閥の元から逃亡
↓
パリーニ街到着
メローネに拾われる
↓
5年以上の時を経て今に至る
奴隷時代
ど、奴隷だったの〜〜!?
今のキャラクターからは想像出来ない過去ではなかろうか...でも彼は自分がかつて奴隷だったことも覚えていないんだよなぁ...血の繋がった家族のことも...
なんで差別的に扱われていたかと言うと、ローレンスが奇形と呼ばれる身体の部位を持っていた奇形種だからです。
え、そんなんで????そんなものです、愚かしい。
文中に登場した「ドロップ財閥*2」とは奇形種差別主義者の中でも筆頭と呼ばれる存在。ローレンスは自分を奴隷扱いした彼らのことも忘れています。
言うまでもないですが念のために弁明しておくと、からす自身、差別行為は決して良くないものとして捉えています。
バケツの音が嫌いなのは、いきなり熱湯をかけられたり、真冬に氷水をかけられたり、バケツで叩きつけられたり...というバケツを用いた虐待があまりも多かった為だと思います。彼自身、魔法のせいで記憶としては覚えていないのですが、肉体に刻まれた記憶は肉体が覚えているので、バケツの音を聞くなりパニック症状を起こしてしまいます。
雨が好きな理由
そんな彼が真冬のボロ小屋に監禁されているのをケイティが見つけます。ローレンスを大層気に入ったこの悪魔は、少年にこんな所から逃げてしまえと囁きます。
逃げ出した時の天気はなんと雨。財閥から固く縛られていた規則を破った瞬間の不安、恐怖、解放感がローレンスの肉体に深く刻み込まれます。
このような出来事があったことをローレンス自身はやはり魔法のせいで全く覚えていません。しかし彼の肉体に刻み込まれたその感情たちが雨を感じた時に奮い立って、歌い出してしまう程気分を高揚させてしまうようですね。
というか全然記憶なくて草。
過去の記憶を全く覚えていないローレンスは、いわば記憶喪失系キャラなのです。
現在に至るまで
ほとんど記憶のない状態で帽子屋に拾ってもらったローレンス。覚えておらずとも、奴隷時代の名残りで「何か指示をしてもらわないといけない」と言う使命感で店の手伝いをし始める。(メローネ的にはもう少し休んで欲しかった)
初めは商品の陳列や管理などといった業務的な作業をしていた。
ある日、店主のメローネがたまたま席を外していた時に常連だったカディートが来店。
〜ローレンスの ドキドキ☆初めての接客!〜
しかしあまりにも接客の下手さにカディートは逆に興味を持ち始めます。メローネも同世代の友人がいると良いだろうと言う意図で、カディートの接客はローレンスに任せ始めます。
接客はいずれ世間話に変わり、初め戸惑っていたローレンスは少しずつ会話の仕方を覚え、カディートと親交を深めていきます。それから3年以上の交流を経て現在に至る。
〜✨Best Friend✨〜
今ではコミュ力おばけになったローレンスはすっかり帽子屋の看板息子です。
パーソナリティについて
パーソナリティとは人間の行動や判断のもとになる考え方や傾向のことを指す。
物事は基本的にポジティブに考えます。感受性も豊かで、理屈や論理的に考えるよりも結構感情で動く・動かされるタイプ。
相手を思いやる性格なので、人の気持ちを第一に考えます。しかし、それが裏目に出て自分の意見や思いを押しとどめてしまう自己犠牲的な面もあったりする。(それでも溜め込んでいる気配はないので多分寝たら忘れるタイプなんだと思う)(仮に喧嘩したとしても先に謝るのがローレンス)
現実をあまり知らないのと芸術分野が好きな分、夢想家な面もあって色んなことに夢見てる。ケイティとか。
とにかく素直で、気になることはすぐ首を突っ込んでしまう。様々な分野に興味を持ち、あらゆる面で面白さを見出すので、基本的に「つまらない」という感情は彼には存在しない。
保護者面談とかでベタ褒めされそうな子だな。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
実を言うと、ローレンスは初期設定とは全く違ったキャラに育ってきました。当初はもっとこう、自分の顔の良さを知っているような女たらし....みたいな性格。煙管も加えてたし常に悪い顔もしてました。
こんなに良い子になっておばさん嬉しいよ....😭
ここまで読んでくださってありがとうございました。
それではおやすみなさい、良い夢を...